相続全般Q&A-相続税
相続税が増税されるというのは本当ですか?
本当です。
平成27年以降、相続税の基礎控除額の引き下げ、最高税率の引き上げなどが予定されています。基礎控除額5,000万円から3,000万円、法定相続人1人当たりの基礎控除額が1,000万円から600万円に引き下げられます。
相続税は金銭以外でも支払いが可能か?
原則として、金銭で納付しますが、例外的に物納が認められています。
延納によっても金銭で納付することを困難とする事由がある場合には、納税者の申請により、その納付を困難とする金額を限度として一定の相続財産によって物納することができます。
生命保険に相続税がかからないというのは本当ですか?
誤りです。
亡くなった人が、保険料の全部又は一部を負担していた場合には、生命保険の保険金も相続税の課税対象となります。
相続税の支払期限はいつですか?
相続税の申告・納税は、亡くなったことを知った日の翌日から10か月以内に行わなければなりません。ただし、一定の場合に延納の許可を受けることができます。
例)死亡日 平成26年1月5日→申告期限平成26年11月5日
相続税は払わないといけないのでしょうか?
納税が発生した場合は払わなければなりません。
相続税の申告・納税を怠ると、無申告加算税、重加算税や延滞税が課されたり、刑事罰が科されたりすることがあります。
相続税は分割した取得財産の額によって変わるのか?
変わります。
相続税は、遺産分割によって相続することになった財産の価額を基準として計算します。
なお、相続税の申告期限までに遺産分割協議が整わず、遺産分割が未了の場合、各相続人は法定相続分にしたがって相続したものとして相続税を計算します。